ありがとう、わさびちゃん

わさびちゃんをご存じでしょうか。

Yahooの映像トピックスで紹介されたことがある野良猫です。

わさびちゃんの飼い主、「お母さん」がツイッターで
わさびちゃんの様子を毎日呟いてくれていました。

野良猫のわさびちゃんは生後まもなくしてカラスに襲われた女の子。
顔や仕草が愛くるしいのはもちろんのこと、
愛情たっぷりのお父さんとお母さん、
犬のぽんちゃんと鳥のぽーちゃんに愛され、大人気になったわさびちゃん。
ツイッターを始めて二ヶ月ほどで10万以上の人にフォローされていました。

カラスに襲われ口の中が激しく損傷したため、カテーテル生活のわさびちゃん。
ご飯の時とても嫌がってしまい暴れるとキケンなため、
おばあちゃん特製の手作り「おくるみ」を着せての給餌。

名前が「わさび」なので、
本わさびおくるみが出てきたときは「やられた!」と思いました。

そんなわさびちゃん。
愛情たっぷりな家族のもと、元気に走り回れるまで回復したのですが、
突然容態が悪化します。

ちょっと体調崩しちゃったのかな、と軽く思っていたら、
なんと容態悪化からすぐ、亡くなってしまいました。

保護してから87日の命でした。

あまりのショックに言葉を失いました…。
しかしわさびちゃんの記録が本になり、
売り上げの一部を動物愛護の活動のために寄付されるみたいなので早速お買い上げ。

同時期に、「ほたるちゃん」という、
同じく子猫で体の弱い野良猫を保護した飼い主さんがいるのですが、
そのほたるちゃんも、わさびちゃんが亡くなる1週間前に亡くなってしまいました。
ほたるちゃんの飼い主さんもツイッターで奮闘を呟いていました。

わさびちゃんのお母さんや、ほたるちゃんのお母さんのツイッターを見るたびに、
ペットを飼うということは、こういうことだと知らされます。
可愛いだけで飼うのではなく、愛情たっぷり最初から最後まで見るべきですよね。

可愛い子猫の本、だけではなく、命の大切さも伝わってくる本なので、
たくさんの方に読んで貰いたいです。

制作K