念願が叶った父の話

私の父は落花生が大好物です。
静かだなーと思ったら9割方落花生の殻を剥いています。

今ではスローライフをおくり畑仕事が日課の父。

山へ行くと父が設置したベンチの周りには落花生の殻が散乱。

母「うちには猿がおる。落花生ばっか食べる猿がおるんや」

と言われながらも日々落花生を食べ続けていた父が、ついにマイ畑に落花生を植えました。

「ここな、落花生ができるねん」

そう、父が嬉しそうに語る落花生を植えた面積は明らかに他の野菜に比べて広い。

夏は葉っぱだけだった落花生も、先日帰ると大量に収穫されていました。

2015012001

いや、いやいやいや。大量過ぎる。

落花生は火で煎らないとダメらしく、畑にフライパンとコンロを持って母と4時間かけて煎ったそうです。
しかも焦げやすく、とても大変だったみたいで…。

簡易コンロだから4時間かかったと聞いて、家帰ってやれよ!と心の中でつっこんだのですが、それもまた楽しいんだろうなと思い、自家製落花生を食べました。

これがまた、おいしい。

今もきっと殻剥いて食べてると思います。

制作K